2021年9月1日、大田区総合体育館で無観客開催されたWBO世界Sフライ級タイトルマッチ観戦レビュー
- 結果は12ラウンド判定3−0で井岡が防衛
- ロドリゲスJrって強いの?
- マッチ観戦レビュー
ジャッジは三者共に116−112
両者ダウンなく12ラウンド判定で井岡が防衛に成功
フランシスコ・ロドリゲスJrはメキシコ出身の28歳
39戦34勝4敗1引き分け(24KO)
2014年にWBO世界ミニマム級王座、IBF同級王座を獲得し2団体統一王座へ
元ミニマム級がSフライ級で挑戦王座2015年からは15連勝中
15連勝中の割に4年ぶりの世界タイトル戦と不思議なプロモーション。今回は2団体統一時のミニマム級(~47.62kg)からSフライ級(~52.16kg)へと階級を上げての挑戦だったものの井岡との体格に劣りはなかった様子。今回はランキン2位との事で連盟の指名試合です。
・試合レビュー
序盤からアグレッシブなロドリゲスといつも通り冷静な井岡。ロドリゲスの勢いにいつもより被弾が多い様に見えた井岡、だがクリティカルや連打は許さない。いつものステップで捌きながらコツコツとパンチを返す。
途中、井岡の左ボディでロドリゲスが嫌がる場面があったが、そこから突破口は見出せずロドリゲスの返すパンチも当たり押し切れない井岡。
後半はロドリゲスが更に前に出て井岡も捌き切れずクリンチが目立った。連打を被弾しても足を使い手数を返す井岡。なかなか優劣付け難い展開、やや井岡かなと。
結局12ラウンド判定。強打を許さず途中ボディを効かせてコツコツとポイントを重ねた井岡の勝利。
ロドリゲスはスタミナもあって、パンチにも勢いがあって決して簡単な相手ではなかったかなと。ただ、一級品のボクサーと対戦したら押し切らちゃうのかなとも思いつつ、井上尚弥戦も待望されているだけに、強敵でも捻じ伏せて欲しいなと見ていて感想でした。
まあ、井岡選手の体調が万全だったか判りませんので次戦に期待します。熱い試合が見たいです。
それと、例の入れ墨問題。ある程度ファンデーションで隠していましたね。これについてはJBCルールなんかも別の回で触れるかもしれません。