2021年9月2日に行われたアジア最終予選初戦レビュー
- 結果は0−1、初戦ホームでまさかの敗戦
- 対戦相手のオマーン代表の強さは?
- 最終予選(3次予選)のレギュレーションについて
- 勝てなかった日本、主な敗因と気になるスタッツ
勝ちきれなかったり、ゴールを奪えない展開は想定していたものの、まさかの敗戦で大事な初戦は0ポイント。 オマーン代表の実力や戦術は想定内だった!?
オマーン代表のFIFAランキング79位(アジア10位)。対する日本代表は24位(アジア1位)。
直近の2019年アジア杯ではベスト16。
ヨーロッパなど海外主要国でプレーする選手はなし。
最終予選では2次予選を勝ち抜いた12チームが参加。
6チームずつの2グループに分かれ、ホーム&アウェイ戦を行い各リーグ上位2チームが勝ち抜け。
プレーオフは各グループ3位同士による一発勝負で決まる。
各グループの上位2チームとプレーオフ勝ち上りの計5チームがW杯本大会へ。
初戦という事もあり最低でもドローで勝ち点1が欲しかった一戦。
1、守りを固める相手に対策がなかった
試合後の森保監督は、相手が守備を固めるのは想定していたとコメント。引いた相手の背後にスペースがない想定の中なぜ先発に伊東純也を起用したのか?ボール保持の時間が長くなるプランならば足元のある久保か堂安のオプションもあったかなあと。
雨のコンディションの中、オマーンのテクニックが上回っていました。オマーンはルーズボールをうまくモノにすると手数をかけず日本陣内へ進入していましたね。引いた相手にボールキープができない日本。この日の濡れたピッチが影響したのか!?
序盤から終了間際の失点まで変化がない。失点は想定外だったのか、パワープレーもまるで噛み合わない。練習していなくてももう少し出来てもいいんじゃないかと思うレベルだった。
2、コンディションが悪いのか、貪欲さがない
海外の強豪チームを見ていると良く解る。大前提に激しい肉弾戦がある。精神的にも肉体的にも勝って初めてボールキープができる、そこでやっと戦術云々の話となる。
ボールを奪って相手ゴールに入れる。入らなければもっとシュートを打つ、クロスを入れる。ゴールを脅かすシーンを繰り返せば自然とゴールは近くなる。でもそれができない。
リーダーシップがない。1点ビハインドの後もゴールに近づこうとするプレーが圧倒的に少なかった。
プランAは別としてプランB、Cはどんな準備があったのか!?
3、気になったスタッツ
日本 | オマーン | |
ポゼッション | 48% | 52% |
シュート合計(枠内) | 8(5) | 9(7) |
日本はゲームも支配できていなかった。
第2戦に期待。9月8日24:00から対中国戦。